
皆さま、こんにちは。竹内内科小児科医院 院長の五藤良将です。
先日お伝えした「インフルエンザワクチンのWeb予約受付開始」の続報です。今シーズンは8月に異例の流行入りとなり、東京都は2026年9月17日、都内のインフルエンザが「注意報基準」を超えたと発表しました。昨シーズンより1か月以上早い発令です。これを受け、大田区のインフルエンザ予防接種の助成開始日も、例年の10月1日から9月24日(木)に前倒しされました。
今回は、大田区の正式な案内に基づき、こども・高齢者それぞれの助成内容と、当院で接種した場合の「実質負担額」、ご家族でお得に接種いただける「家族割」(大人の注射ワクチン1名3,500円)、そして当院でインフルエンザワクチンを受けていただきたい理由を、院長の私からお伝えいたします。
THIS ARTICLE IS WRITTEN AND SUPERVISED BY
竹内内科小児科医院 院長 五藤 良将
日本抗加齢医学会専門医・日本糖尿病協会登録医・日本旅行医学会認定医
この記事は五藤良将が執筆・監修し、内容に責任を持っています(文責:五藤良将)。
目次
【速報】都内は注意報レベル、大田区の助成は9月24日(木)開始
東京都の発表によると、2026年第37週(9月7日〜13日)の都内の定点当たり患者報告数は9.53人。今シーズン(8月31日〜9月13日)の学級閉鎖は累計107件(うち小学校88件)にのぼり、昨シーズンより1か月以上早く注意報基準を上回りました。例年であれば「10月に入ってから接種を考える」時期ですが、今年はすでに流行のただ中にあります。
|
用語解説|「定点当たり報告数」と「注意報」 ① 定点当たり報告数:あらかじめ指定された医療機関(定点医療機関)1か所あたりが、1週間に報告したインフルエンザ患者数の平均です。流行の大きさを比べる共通の物差しとして使われます。 ② 注意報:「今後4週間以内に大きな流行が起こる可能性がある」ことを知らせる都の警戒情報です。定点当たり10人を目安に判断されます(さらに大きい流行では「警報」になります)。 |
こうした状況を受け、大田区ではこどものインフルエンザ予防接種費用助成と高齢者インフルエンザ定期予防接種の開始日が、2026年9月24日(木)に前倒しされました。高齢者の方への予診票は9月17日(木)から発送されており、順次お手元に届く予定です。
|
9月24日(木)より前の接種は助成対象外です 助成の対象となるのは9月24日(木)以降の接種です。こどもの助成の実施期間は2027年1月31日まで。助成は大田区内の協力医療機関で接種した場合に限られ、助成額は窓口でのお支払い時にその場で差し引かれます。最新情報は大田区ホームページでもご確認ください。 |
今シーズンの助成の全体像は次のとおりです。
|
こどもインフル 助成2,000〜4,000円/回 9/24(木)開始【前倒し】 |
高齢者インフル 自己負担2,500円 9/24(木)開始【前倒し】 |
新型コロナ 自己負担3,500円 10/1(木)開始(前倒しなし) |
| 制度 | 対象 | 助成額/自己負担 | 開始日 |
|---|---|---|---|
| こどもインフルエンザ助成(任意接種) | 生後6か月〜18歳(高校3年生相当)の大田区民 | 生ワクチン(フルミスト)4,000円/回 不活化ワクチン(注射)2,000円/回の助成 |
9月24日(木)〜2027年1月31日 |
| 高齢者インフルエンザ(定期接種) | 65歳以上の方 など | 自己負担 2,500円 | 9月24日(木)〜(前倒し) |
| 新型コロナワクチン(定期接種) | 65歳以上の方 など | 自己負担 3,500円 | 10月1日(木)〜(前倒しなし) |
|
用語解説|「定期接種」と「任意接種」とは ① 定期接種:予防接種法に基づき、国と自治体が対象者・期間を定めて公費で行う予防接種です。高齢者のインフルエンザ・新型コロナワクチンはこちらに当たり、大田区では定められた自己負担額(一部負担金)で接種できます。 ② 任意接種:ご本人・保護者の希望で受ける予防接種です。こどものインフルエンザワクチンは任意接種ですが、大田区が費用の一部を助成しています。任意接種であっても、重症化予防の観点から日本小児科学会などが接種を推奨しているワクチンです。 |
こどものインフルエンザ助成(生後6か月〜18歳)
大田区にお住まいの生後6か月から18歳(高校3年生相当)までのお子さんが対象です。ワクチンの種類によって助成額と回数が異なります。
| ワクチン | 助成額 | 助成回数 |
|---|---|---|
| 不活化ワクチン(注射) | 2,000円/回 | 13歳未満:2回まで 13歳以上:1回 |
| 経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト点鼻液) | 4,000円/回 | 1回(対象:2歳〜19歳未満) |
フルミスト点鼻液(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン:鼻に噴霧するタイプの生ワクチン)は、注射の痛みがなく、1回の接種で完了することが特徴です。13歳未満のお子さんが注射を選ぶ場合は2回接種(2〜4週間あける)が必要になるため、今シーズンのように流行が早い年は、1回目をできるだけ早く済ませておくことが大切です。注射とフルミストの違いは「フルミスト点鼻と注射ワクチン、今年は「いつ・どちらを」受けるべき?」で詳しく解説しています。
当院の接種費用と「実質負担額」・家族割
当院のインフルエンザワクチン接種費用と、大田区の助成を差し引いた実質のご負担額は次のとおりです。
|
大田区のお子さんの実質負担額(9月24日以降の接種) 注射(不活化ワクチン):接種費用4,000円 − 助成2,000円 = 実質2,000円/回 フルミスト点鼻液:接種費用7,500円 − 助成4,000円 = 実質3,500円(1回で完了) ※13歳未満のお子さんが注射を2回接種する場合、2回とも助成対象です(実質2,000円×2回)。助成額は窓口でのお支払い時に差し引かれるため、後日の申請手続きは不要です。 |
ご家族の分も、まとめてご予約いただけます
お子さんの接種日に、ご両親・祖父母さまの接種もご一緒に。家族割はご来院時に自動で適用いたします。
| WEB予約ネットで簡単 | LINEご相談・予約 | 電話する03-3721-5222 |
モデルケースで見る「わが家の実質負担」
※以下は、当院の外来でよくご相談いただくご家族をイメージした架空のモデルケースであり、特定の患者さんの情報ではありません。ご自身のご家族に当てはめる際の目安としてご覧ください。
モデルケース①|共働き4人家族のAさんご一家(田園調布在住)
小学2年生の長女(8歳)、高校1年生の長男(15歳)、40代のご夫婦。平日は忙しいので、土曜午前に家族そろって来院するプランです。
| ご家族 | 接種内容 | 適用制度 | ご負担 |
|---|---|---|---|
| 長女(8歳) | 注射2回 | 大田区こども助成 | 2,000円×2回=4,000円 |
| 長男(高1・15歳) | 注射1回 | 大田区こども助成 | 2,000円 |
| お父さん(40代) | 注射1回 | 家族割 | 3,500円 |
| お母さん(40代) | 注射1回 | 家族割 | 3,500円 |
| ご家族4人の合計 | 13,000円 | ||
長女をフルミスト(実質3,500円・1回で完了)にした場合は合計12,500円。2回目の通院が不要になるので、送り迎えの負担も減らせます。
モデルケース②|三世代で接種するBさんご一家
近くにお住まいの72歳のおばあちゃま、40代のお母さん、幼稚園児のお孫さん(5歳)。予診票が届いたのを機に、三世代まとめて接種するプランです。
| ご家族 | 接種内容 | 適用制度 | ご負担 |
|---|---|---|---|
| おばあちゃま(72歳) | 注射1回 | 高齢者定期接種 | 2,500円 |
| お母さん(40代) | 注射1回 | 家族割 | 3,500円 |
| お孫さん(5歳) | フルミスト1回 | 大田区こども助成 | 7,500円−4,000円=3,500円 |
| 三世代3人の合計 | 9,500円 | ||
おばあちゃまは10月1日以降、新型コロナワクチン(自己負担3,500円)の接種も可能です。インフルエンザとの同時接種をご希望の場合は、診察時にご相談ください。
「わが家の場合はいくら?」お電話・LINEでもお答えします
人数・年齢・ご希望のワクチン(注射/フルミスト)をお知らせいただければ、スタッフがご案内いたします。
| WEB予約ネットで簡単 | LINEご相談・予約 | 電話する03-3721-5222 |
高齢者インフルエンザ定期接種(自己負担2,500円)
大田区に住民登録のある65歳以上の方(および60〜64歳で対象となる障がいのある方)は、定期接種として自己負担2,500円でインフルエンザワクチンを接種できます。こちらも開始日は9月24日(木)に前倒しとなりました。区から発送される予診票がお手元に届きましたら、忘れないうちに早めのご予約をおすすめします。
とくに糖尿病・心疾患・慢性の呼吸器疾患などの持病がある方は、インフルエンザにかかると重症化しやすいことが知られています。当院に通院中の方は、ふだんの定期受診の日にあわせて接種いただくと、通院の回数を増やさずに済みます。詳しくは「糖尿病の方こそ「インフルエンザ対策」を」をご覧ください。
新型コロナワクチン定期接種も当院で実施しています
当院では、インフルエンザワクチンに加えて新型コロナワクチンの定期接種も実施しています。大田区の新型コロナワクチン定期接種は自己負担3,500円、対象は65歳以上の方などで、開始日は例年どおり10月1日(木)からです(こちらは前倒しの対象ではありません)。
|
ポイント|インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です ① 同時接種:インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは、医師が必要と認めた場合には同じ日に接種することが可能とされています。10月1日以降であれば、来院1回で両方の接種が完了します。 ② スケジュール相談:インフルエンザは流行中のため先に接種し、新型コロナは10月以降に、という分け方も可能です。お一人おひとりの体調・持病に合わせて診察時にご提案いたします。 |
ご予約方法と接種前チェックリスト
ご予約は、WEB予約・LINE・お電話で受け付けています。
|
ご予約の流れ(WEB予約) ① 下の「WEB予約」ボタンから予約ページへ ② 「インフルエンザワクチン(注射)」または「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)」を選択。ご家族の分もあわせてご予約ください ③ ご希望の日時を選んでお申し込み ④ 予診票(PDF)を印刷・ご記入のうえお持ちいただくと、当日の受付がスムーズです(来院時の記入も可能です) ※フルミストはリクエスト予約制です。在庫を確認のうえ確定のご連絡をいたしますので、診療日の前日までにお申し込みください。当日のご希望はお電話で空き状況をご確認ください。 |
|
接種前チェックリスト □ 大田区民であることが確認できるもの(保険証・マイナンバーカード・医療証など) □ 高齢者定期接種の方:区から届いた予診票 □ お子さんの接種:母子健康手帳 □ アレルギー歴(卵アレルギー、過去のワクチンでの副反応など)・服用中のお薬 □ 当日は肩を出しやすい服装で(注射の場合) □ 発熱など体調不良時は無理せず日程変更を |
🏥 竹内内科小児科医院でインフルエンザワクチンを受ける理由(当院が選ばれる理由)
インフルエンザワクチンは、どこで受けても同じ製剤です。それでも「どこで受けるか」で、ご家族の手間や、万一かかったときの安心感は変わります。2019年9月に私が継承して以来、田園調布・多摩川の地域で毎シーズン予防接種をお受けしてきた当院の体制を、事実に沿ってご紹介いたします。
理由① ご家族そろって、1回の来院で
内科・小児科を併設しているため、生後6か月のお子さんからご高齢の方まで、同じ窓口・同じ日にまとめて接種できます。土曜午前も診療しています。
理由② 注射とフルミスト、両方から選べる
注射ワクチンに加え、針を使わない経鼻ワクチン「フルミスト」(2歳〜19歳未満)も取り扱っています。注射が苦手なお子さんや、通院を1回で済ませたいご家庭の選択肢になります。
理由③ 区の助成と家族割を、窓口でそのまま
大田区のこども助成・高齢者定期接種に対応し、助成額はお会計時に差し引かれます。自費の大人は家族割で1名3,500円。お子さんは注射実質2,000円/回です。
理由④ 持病のある方は、院長が診察して判断
日本糖尿病協会登録医の院長・五藤良将が外来で直接診察します。糖尿病・高血圧などの治療状況を踏まえ、接種のタイミングや新型コロナワクチンとの組み合わせをご提案します。
理由⑤ インフル・コロナをまとめて相談
新型コロナワクチンの定期接種(10月1日〜)も当院で実施しています。同時接種か、時期をずらすかも含め、1か所でスケジュールを組み立てられます。
理由⑥ 万一かかったときも、同じ医院で
発熱時の検査から治療まで対応し、抗インフルエンザ薬(ゾフルーザ・タミフル・イナビル)は院内でお渡しできます。接種歴を把握している医院で診てもらえるのも安心材料です。
都内はすでに注意報レベル。ワクチンの効果が出るまでには約2週間かかります。
ご家族の予定がそろう日を、いまのうちに押さえておきましょう。
| WEB予約ネットで簡単 | LINEご相談・予約 | 電話する03-3721-5222 |
受付:午前 9:00〜12:00/午後 15:30〜19:00(土曜は午前のみ・日祝休診)
よくあるご質問
Q. 9月に打つと、冬まで効果が続かないのでは?
A. インフルエンザワクチンの効果は、接種後およそ2週間ごろから現れ、約5か月持続するとされています(厚生労働省)。今シーズンはすでに都内で流行が拡大しているため、「待つ」より「早めに接種して流行期に備える」ほうが理にかなっていると考えます。
Q. 13歳未満の子の2回目はいつ受ければいいですか?
A. 注射ワクチンは1回目から2〜4週間あけて2回目を接種します。1回目の接種時に、2回目のご予約もあわせてお取りいただくと確実です。2回の通院が難しい場合は、1回で完了するフルミスト(2歳以上)もご検討ください。
Q. 大田区外に住んでいますが、接種できますか?
A. はい、自費で接種いただけます(注射4,000円、家族割の条件に当てはまれば大人1名3,500円)。大田区の助成は大田区民の方が対象です。お住まいの自治体の助成が当院で使えるかどうかは、各自治体の制度をご確認ください。
Q. 家族割はどうすれば適用されますか?
A. ご家族で一緒に注射ワクチンを接種される際に、自費の大人の方へ自動的に適用いたします。WEB予約の際は、ご家族全員分の枠をお取りください。お電話・LINEでまとめてのご予約も承ります。
Q. 卵アレルギーがあっても接種できますか?
A. アレルギーの程度によります。過去に重いアレルギー反応を起こしたことがある方、フルミストをご希望で免疫抑制治療中・妊娠中の方などは、接種の可否を診察で判断いたしますので、ご予約時または当日に必ずお申し出ください。
インフルエンザ・新型コロナワクチンのご予約は
竹内内科小児科医院へ
〒145-0072 大田区田園調布本町40-12 コンド田園調布2階(多摩川駅 徒歩5分)
午前 9:00〜12:00/午後 15:30〜19:00(土曜は午前のみ・日祝休診)
| WEB予約ネットで簡単 | LINEご相談・予約 | 電話する03-3721-5222 |
|
関連記事|竹内内科小児科医院(田園調布)
|
|
関連記事|五良会クリニック白金高輪(港区)
|
五良会グループでは、田園調布の竹内内科小児科医院と港区の五良会クリニック白金高輪が連携し、インフルエンザ・新型コロナ対策を多角的にサポートしております。患者さまの転居やライフスタイルの変化に合わせて、同じグループ内で継続診療が受けられる体制を整えております。
参考情報
- 東京都「都内のインフルエンザ、注意報基準を超える」2026年9月17日 https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/09/2026091719(2026年9月閲覧)
- 厚生労働省「インフルエンザの発生状況について」2026年9月18日
- 大田区「こどものインフルエンザ予防接種費用を一部助成します(任意接種)」 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/yobou_sessyu/kodomo/kodomo_infuru_yobou_sessyu_josei.html(2026年9月閲覧)
- 大田区「高齢者インフルエンザ定期予防接種」 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/yobou_sessyu/seijin/H25koureiinfuru.html(2026年9月閲覧)
- 大田区「成人・高齢者の予防接種」 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/yobou_sessyu/seijin/index.html(2026年9月閲覧)
- 厚生労働省「インフルエンザQ&A」(ワクチンの効果発現・持続期間)
※助成額・接種期間などの制度内容は大田区の発表に基づいています。最新情報は大田区ホームページをご確認ください。
AUTHOR / SUPERVISOR
竹内内科小児科医院 院長 五藤 良将(ごとう よしまさ)
- 防衛医科大学校 医学部 卒業(27期)。防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院ほかで臨床経験を積む
- 医療法人社団 五良会 理事長/医療法人社団 正友会 理事長/竹内内科小児科医院 院長
- 日本内科学会 認定内科医/日本抗加齢医学会 専門医/日本糖尿病協会 登録医/日本旅行医学会 認定医
- 日本温泉気候物理医学会 温泉療法専門医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/難病指定医
- 所属学会:日本内科学会、日本糖尿病学会、日本アレルギー学会、日本東洋医学会、日本リウマチ学会、日本外来小児科学会、日本抗加齢医学会、日本睡眠学会、日本美容内科学会、日本旅行医学会 ほか
- 著書『あぶら落とすスープ』(アスコム)。NHK・TBS・フジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日などメディア出演多数
執筆・監修責任について(文責:五藤良将)
本記事は、五藤良将が東京都・大田区・厚生労働省など公的機関の発表を確認したうえで執筆・監修しています。内容は公開時点(2026年9月)の情報に基づくものであり、助成制度の変更や新しい知見があった場合は、こちらで記事を更新します。
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個々の患者さんの診断・治療に代わるものではありません。接種の可否やタイミングについては、必ず医師にご相談ください。記載内容について気になる点がございましたら、竹内内科小児科医院(03-3721-5222)までお知らせください。