インフルエンザワクチン接種時期・効果についてい


R5年度インフルエンザワクチン接種が10月から始まりました。

冬に流行するインフルエンザが、今年は9月からインフルエンザが流行しております。

インフルエンザワクチンはどのように考え、接種していけばよいのか、効果や持続時間、ワクチンの最適な接種間隔についてお伝え致します。


インフルエンザワクチンはそもそもどれくらいの効果が検証されているのでしょうか。

データを参考にまとめてみました。

<発症予防>

・高齢者施設では34~55%発症が予防される(日本)

・2回接種の場合は、1か月後77%、3か月で78.8%に上昇するが、5か月後50.8%に低下(日本)

・高齢者を対象とした研究では82%の死亡を阻止した(日本)


アメリカCDCでの報告によると、「インフルエンザワクチンを接種をすることで、インフルエンザで医療機関に受診するリスクが40%から60%減少する」としています。

国内の研究でも、65歳以上の高齢福祉施設に入所している高齢者については34~55%発病を予防したとのことです。

子供についての発症予防効果も検証されており、日本で行われた2015年の報告によると、「6歳未満の小児を対象とした、インフルエンザワクチンの発症予防効果は60%であった」としています。

重症化予防効果>

・高齢者を対象とした研究では82%の死亡を阻止した(日本)


2021年の論文によると、「インフルエンザワクチンを受けた方は、インフルエンザで入院になったとしても集中治療室(ICU)への入室リスクが26%低く、インフルエンザによる死亡のリスクが31%低くなった」としています。


つまりインフルエンザワクチンは、他のワクチンと同様に、発症予防効果も重症化予防効果があります。

特に子供や高齢者の方は重症化しないためにも、接種することをお勧めします。




■接種してから最初の2週間は十分効果が発揮できない可能性があります。免疫システムが完全に構築するのに時間がかかるためで、遅くとも流行の1か月は前に接種することをお勧めします。

■一般的に「ワクチンの有効性はワクチン接種後少なくとも5~6か月は持続する」と考えられています。
10月に接種した場合、3月まで持続すると考えられますが、一律に効果があるわけではないことに注意が必要です。
大人も2回接種することで、80%近く有効性が保たれます。
13歳以上であっても、中学・高校受験、大学受験を控えた受験生やご家族は年内に2回接種しておくと安心です。

※インフルエンザワクチン2回接種の場合は「1回目と2回目は4週間以上あけての接種が望ましい」とされています。



ではいつインフルエンザワクチンを接種したらよいのでしょうか?

受験や卒業式など、冬場は学生にとって大きなイベントがあります。

接種後1か月後に効果が高いことより、約1か月前に接種しておいた方が良いと考えられますが、先延ばしにすることで、インフルエンザにかかったり、他の感染症にかかって、打ちたい時に打てないこともあります。

また例年年末にはワクチンが足りなくなることも多く、早めに接種することをお勧めします。

接種が始まる10月~11月くらいの間に打っておいた方が無難であると考えます。

また、下記に該当するようなリスクが高い人は、なるべく早く接種するようにしましょう。

6か月以上5歳未満の方

65歳以上の方(50歳以上とするものもあり)

慢性呼吸器疾患を持っている方(気管支喘息やCOPDなど)

心臓・血管系疾患を持っている方(高血圧だけの方を除く)

糖尿病・肝臓・腎臓などの疾患を持っている方

神経筋疾患を持っている方

免疫抑制状態の方

妊娠している方

長期療養施設の入所者

著しい肥満を持っている方

アスピリンの長期投与を受けている方

がん疾患の方

妊娠中の季節性インフルエンザワクチン接種により、母体および新生児のインフルエンザ感染を減らすことが可能です。
妊娠中のワクチン接種の安全性も確立されておりますので、妊娠中もインフルエンザワクチン接種をなるべく受けるようにしましょう。


コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種が可能です。


希望の方は「コロナワクチン」でHPよりご予約頂き、窓口で「インフルエンザワクチン」も希望の旨をお伝えください。高齢者の方は予診票をご持参ください。

他のワクチンについても、インフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので、他のワクチンと間隔をあけて接種する必要はありません。
(生ワクチンどうしの接種のみ27日以上間隔をあけて接種ということになっています)

「ロタウイルス」 「BCG(結核)」 「MR(はしか、風疹)」 「水痘(水ぼうそう)」 「ムンプス(おたふくかぜ)」 が代表的な生ワクチンです。

■インフルエンザワクチンのご予約については下記を参照ください。

https://www.takeuchi-iin.jp/blog/r5%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%95%e3%83%ab%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b6%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3%e6%8e%a5%e7%a8%ae%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

■接種期間:R5年10月2日(月)~R6年1月30日

(ご予約は9月25日(月)より承ります)

<料金>

■65歳以上の大田区在住の方 無料

■6ヶ月〜中学3年生(15歳)の大田区在住の方 大田区補助金1000円ありで3000円
12歳以下のお子様は2回接種となります。

※当院は東振協も契約しております。

「東振協専用インフルエンザ予防接種利用券」をご持参ください。


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〒145-0072 東京都大田区田園調布本町40-12-201

竹内内科小児科医院

TEL : 03-3721-5222



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Author: 五藤 良将