【血液内科】そのだるさ・立ちくらみ、鉄欠乏性貧血かも|フェリチンまで測る専門外来 毎週月曜午後・林秀憲医師【田園調布・多摩川】

皆さま、こんにちは。竹内内科小児科医院 院長の五藤良将です。

「朝からずっとだるい」「駅の階段で息が切れる」「立ち上がるとくらっとする」——こうした不調を「疲れのせい」「年齢のせい」と我慢していませんか。実はその症状、鉄欠乏性貧血が隠れていることが少なくありません。特に月経のある女性の約10人に1人が貧血、さらに多くの方が「隠れ貧血(貯蔵鉄の不足)」を抱えているといわれています。

当院では、毎週月曜日の午後に血液内科専門の林秀憲(はやし ひでのり)医師が外来を担当しております。今回は、見逃されやすい鉄欠乏性貧血のサインと、専門外来でできることをお伝えいたします。

1. その不調、貧血かも——見逃されやすいサイン

鉄欠乏性貧血のサイン——2つ以上当てはまったら検査を

□ 疲れやすい、朝起きられない、集中力が続かない

□ 階段や坂道で動悸・息切れがする

□ 立ちくらみ・めまいが増えた

□ 爪が割れやすい・スプーン状に反っている

□ 髪が抜けやすくなった、肌が荒れる

□ 氷や硬いものを無性に食べたくなる(氷食症)

□ 月経量が多い(昼でも夜用ナプキンが必要、レバー状の塊が出る)

□ 顔色が悪い、まぶたの裏が白いと言われる

貧血は進行がゆるやかなため体が慣れてしまい、かなり進行するまで自覚しにくいのが特徴です。「昔からこんなものだと思っていた」という方が、治療後に「世界が変わった」とおっしゃることも珍しくありません。

2. 「隠れ貧血」とフェリチン——ヘモグロビンだけでは分からない

メカニズム図解|鉄が減っていく順番

1 貯蔵鉄(フェリチン)が減る:まず体の「鉄の貯金」から減ります。この段階ではヘモグロビンは正常=健診では見つかりません(隠れ貧血)
2 血清鉄が減る:血液中を運ばれる鉄も不足し、だるさ・抜け毛・肌荒れなどの症状が出始めます
3 ヘモグロビンが減る=貧血:ここで初めて健診の「貧血」の項目に引っかかります。動悸・息切れ・立ちくらみが顕著になります

つまり、健診で貧血と言われた時点で、鉄の貯金はすでに底をついているということです。当院の血液内科外来では、ヘモグロビンだけでなくフェリチン(貯蔵鉄)・血清鉄・TIBCまで測定し、隠れ貧血の段階から評価いたします。

3. 貧血の陰に病気が隠れていることも

大切なのは「なぜ鉄が足りなくなったのか」という原因の究明です。

原因のカテゴリー 代表例 必要な対応
摂取不足・需要増大 偏った食事、ダイエット、妊娠・授乳、成長期 食事指導+鉄剤
出血(女性) 過多月経、子宮筋腫・子宮内膜症 婦人科と連携して原因治療
出血(消化管) 胃潰瘍・大腸ポリープ・胃がん・大腸がん 内視鏡検査(当院の消化器内科・玉井医師と院内連携)
血液の病気 再生不良性貧血、骨髄異形成症候群など 血液内科専門医による精査・大学病院との連携

重要|特に男性・閉経後の女性の貧血は要精査

月経のない方の鉄欠乏性貧血は、消化管からの出血(がんを含む)が原因のことがあり、貧血の治療と並行して内視鏡検査による原因検索が推奨されます。当院では血液内科(林医師・月曜午後)と消化器内科(玉井医師・火曜午前/水曜終日)の院内連携でワンストップの精査が可能です。

4. 当院の血液内科外来——毎週月曜午後・林秀憲医師

項目 内容
担当医 林 秀憲 医師(血液内科・一般内科/昭和医科大学病院と連携)
診療日 毎週月曜日 午後 15:30〜19:00
対応内容 貧血の精査(フェリチン含む)、鉄剤治療(内服・注射)、白血球・血小板異常の評価、健診の血液異常の二次検査
ご予約 WEB予約(当日可)・LINE・お電話(03-3721-5222)

ご受診の際は「外来担当医カレンダー」をご確認ください

林医師の外来は毎週月曜の午後です。ご来院前に当院ホームページの「担当医スケジュール」(外来担当医カレンダー)で日程をご確認のうえご予約ください。お仕事帰りの夕方受診(〜19:00)も可能です。月曜以外の日は院長外来でもご相談いただけます。

5. 受診前チェックリスト

受診前チェックリスト

□ 健康診断の結果表(ヘモグロビン値の推移が分かるもの)

□ お薬手帳(鉄剤・サプリメントを含む)

□ 月経の状況(周期・量・期間)のメモ(女性の方)

□ 黒い便・血便の有無

□ 過去の胃カメラ・大腸カメラの結果(あれば)

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参考文献

  1. 日本鉄バイオサイエンス学会「鉄剤の適正使用による貧血治療指針 改訂第3版」響文社, 2015.
  2. 厚生労働省「国民健康・栄養調査」(貧血・鉄摂取状況)
  3. 日本血液学会「血液専門医テキスト 改訂第4版」南江堂.

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