HPVワクチン(子宮頸がんなどの予防ワクチン)キャッチアップ接種 2025年3月まで無料




1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女性は、2022年4月から2025年3月までの3年間、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます。

現在2023年11月ですので、1年4か月後まで無料接種が可能です。

1度も接種していない方は、6か月かけて3回接種が理想です。

期間が切れる前に、早めに接種しましょう。

※ 予防接種を受けるには、大田区が交付する予診票が必要です。

詳細はこちらをご確認下さい ↓↓↓

https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/yobou_sessyu/kodomo/shikyukeigan230701.html



  • 平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性
  • 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方

令和5年4月からは、平成18年度生まれ(誕生日が2006年4月2日~2007年4月1日)の方もキャッチアップ接種の対象になりました。



(厚生労働省HPより)



通常の定期接種の対象年齢(高校1年相当まで)を過ぎても、接種の効果はありますか?

16歳頃までに接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています(※)。
なお、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種について、明らかな安全性の懸念は示されていません。

また、子宮頸がんの予防のためには、子宮頸がん検診を定期的に受診することも大切です。検診を定期的に受けることで、がんの早期発見・早期治療につながります。さらに、HPV感染は主に性的接触により起こるため、パートナーとともに性感染症の予防も忘れずに行いましょう。
 
(※)ワクチンが子宮病変を予防する有効性は、おおむね16歳以下の接種で最も高いものの、20歳頃の初回接種まではある程度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが示されています。性交経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
 

HPVワクチンの対象年齢を過ぎてからの接種の有効性などに関するエビデンスについて、以下をご参照ください。
第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料5-1「HPVワクチンのキャッチアップ接種に関する有効性・安全性のエビデンスについて



キャッチアップ接種の対象者がHPVワクチンを接種するときに、保護者の同意は必要でしょうか?

予防接種法上、ワクチンの接種にあたって保護者の同意が必要となるのは16 歳未満の方です。そのため、キャッチアップ接種の対象者は、保護者の同意は不要となります。

過去にHPVワクチンを1回または2回接種した場合にも、残りの回数を公費で受けられますか?

1回接種したことがある方は残り2回、2回接種したことがある方は残り1回、公費で接種を受けられます。

過去にHPVワクチンを受けた時から時間が経過している場合でも、接種を初回からやり直す必要はなく、残りの回数の接種(2、3回目または3回目)を行ってください。

なお、HPVワクチンは、原則、同じ種類のワクチンを用いて3回(※)接種することとなっています。
(※)シルガード9は、15歳未満の方は接種回数が異なります。

過去に、2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を1回または2回接種したのですが、9価ワクチン(シルガード9)を公費で受けられますか?

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中からシルガード9に変更し、残りの接種を完了させることができます。この場合も、キャッチアップ接種として公費で受けることができます。

なお、サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始し、定期接種としてシルガード9で接種を完了する場合は、シルガード9の接種方法にあわせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。


予防接種を受けた後に体調が悪くなり、医療機関を受診しました。救済などはありますか?

HPVワクチンのキャッチアップ接種は、予防接種法に基づく接種になります。
HPVワクチンに限らず、接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、申請し認定されると、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けられます。


なぜ、平成9年度~平成18年度生まれの女性に、あらためて接種の機会が設けられているのですか?

平成25(2013)年から令和3(2021)年の、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間(※1)に、定期接種の対象であった方々の中には、HPVワクチンの公費での接種機会を逃した方がいらっしゃいます。こうした方に、公平な接種機会を確保する観点から、定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えて、あらためて公費での接種の機会をご提供しています。

対象は、平成9年度~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)(※2)の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方です。令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。

  1. (※1)接種後に生じうる多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。令和3(2021)年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開することになりました。
  2. (※2)このほか、平成19(2007)年度生まれの方は、通常の接種対象の年齢を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種できます。



詳しくは当院までお問合せ下さい。

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〒145-0072 東京都大田区田園調布本町40-12-201

竹内内科小児科医院(東急東横線多摩川駅徒歩5分)

TEL : 03-3721-5222

https://www.takeuchi-iin.jp/

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Author: 五藤 良将