唾液PCR検査<(検査は公費)>

当院の新型コロナウイルスPCR検査について
(PCR検査は『現在』感染しているかを調べる検査です)

 2020年8月7日、当院・竹内内科小児科医院は新型コロナウイルスの唾液PCR検査を保険診療・公費で実施できる指定を東京都より頂きました(検査委託)。2020年9月10日に大田区保健所より直接検査紹介依頼も受けました。初再診料などの保険診療の自己負担分はかかりますが、PCR検査費用の自己負担はございません。唾液を2㏄ほど自己採取するだけの簡単な検査です。小児で唾液を出すことが困難な場合<おおよそ3歳未満>においては鼻咽頭ぬぐい液での検査を行っております。

2022年5月から院内迅速PCR検査、即日結果通知も導入しました。最短13分で結果判明します。混雑時は順番待ちとなります。ご了承ください。
https://www.takeuchi-iin.jp/covid-19_pcr.html

PCR検査精度について

新型コロナウイルスの診断には、抗原検査、等温核酸増幅法(LAMP法・SmartAmp法など)なども用いられていますが、PCR検査が現時点で最も正確で確立した手法です。竹内内科小児科医院では、精度の確立した国立感染症研究所法によるreal time RT-PCR検査(PCR検査)を実施しています。現段階では一番精度が高く翌日の結果判明となります。また海外渡航で求められるPCR法はreal time-PCR検査となることが多いです。

PCR検査の感度・特異度については論文によりデータは異なりますが、最近の調査では、感度は約90%、特異度は約99.9%と報告されています。唾液と⿐咽頭ぬぐい液の診断精度もほぼ同等と考えられております。(ただし、当院では海外渡航時自費PCR検査、また小児で唾液を出すことが困難な場合<おおよそ3歳未満>においては鼻咽頭ぬぐい液での検査を行っております。)

<保険治療対象者(検査費用は公費)>
・息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある。
・重症化しやすい方(下記)で発熱や咳などの比較的軽い風邪症状がある
「①高齢者、②糖尿病・心不全・気管支喘息等の基礎疾患がある、③免疫抑制剤や抗がん剤を用いてる、④妊婦、のいずれか 」
・上記以外だけど、発熱や咳など比較的軽い風邪症状が4日以上続いていたり、また味覚異常・嗅覚異常などがあり新型コロナウイルスを疑う症状のある方

上記症状などある方は、院内トリアージを実施したうえでの発熱外来(通常診察室「以外」での診察)となります。発熱、PCR検査希望の方は患者登録・会計時間をかぎりなく短くするため事前にHP来院予約から患者登録・クレジットカード登録したうえでの診察をお願いしております。

https://clinics.medley.life/clinics/5e01b71c9e974d40c8a4c361

<検査の流れ>
・検査当日(day0)(外注の場合です)((院内検査の場合は最短13分で結果判明))
予約の時間に来院してください。検査する場所にご案内します。口の中に唾液を溜めて頂きます(約5分)。検査容器に唾液を入れ、しっかりキャップを閉めて終了です。
※ 飲食や歯磨き、うがいの直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与える可能性があります。明確な基準はありませんが、目安として、飲食等の後、できれば30分ほど空けることが望ましいと言われておりますので、ご注意ください。
・1日後(day1)
原則、翌日(day1)には検査結果が出ますが、検査多数や再検査となった場合には翌々日(day2)に結果報告となることもあります。ただし検査結果の通知日については、検査機関からの結果を受けて通知させて頂くため、検査機関からの検査結果が遅れることにより、患者様への通知が遅れる場合がございます。通知日が翌日や翌々日となることを保証するものではございませんので、予めご了承ください。陰性であればCLINICSアプリで陰性報告となりますが、陽性では確認事項再確認もありますので電話でご連絡いたします。通常結果報告は無料ですが、証明書代金は別料金(日本語は税込1,000円、英文は税込5,000円)です。 検査結果が陽性の場合はただちに当院から大田区保健所へ新型コロナウイルス感染症発生を報告いたします。自宅等で待機して頂き、保健所の指示を仰いでください。コロナ自宅療養時には当院でもオンライン診療を行っており、当院院内処方もしくは薬局からご自宅へ薬送付も致します

PCR検査結果が出るまでの注意点
1、1日2回(朝、夕)体温を測り、手帳やノートに体温と測定時間を記録してください。
2、強い倦怠感、呼吸困難、飲水困難、尿量減少などの悪化傾向があれば当院に相談ください。
3、感冒様症状での自宅療養中の家庭内感染の予防策
・できる限り家族との接触を避け、療養する部屋も分ける。
・食事は一緒にしない(時間を分ける、場所を変えるなど)。
・療養する部屋から出るときは必ずマスクをつける。
・触った場所はアルコールを浸した紙で拭き取り消毒する。
・定期的に部屋の換気をする(目安として1時間に一度5分間程度)

<PCR検査が陰性であった場合の療養上の注意点>
PCR検査の陽性率(感度)は90%ほどと言われております。すなわち、新型コロナウイルス感染症患者であるにも関わらず、検査が陰性となり見逃される患者が一定数発生します。この場合、偽陰性となった患者が陰性結果に安心して外出する等して、感染が拡大する恐れがあります。したがって、重要なことは、検査結果に関らず、外出を抑えてください。

<PCR検査が陽性であった場合>
新型コロナウイルスに感染している方として、周囲への感染防止のための措置が必要となります。そのため、検査陽性者には、医師が症状や検査所見等を踏まえ総合的に判断し、
①感染症指摘医療機関など感染管理を適切に行うことができる病院への入院
②ご家族等への感染を防止するため、東京都等が運営する宿泊療養施設での滞在・健康観察
③全身状態が悪くないこと、また自宅療養可能な環境があるなら自宅療養
のいずれかの対応をお願いすることになりますので、あらかじめ準備をお願い致します。
詳細については保健所からご案内がございますので、その間、感染症防止にご留意いただき、保健所の指示に従ってください。コロナ自宅療養時には当院でもオンライン診療を行っており、当院院内処方もしくは薬局からご自宅へ薬送付も致します

当院HP
https://www.takeuchi-iin.jp/

[2022.7.20追記、改訂]

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Author: 五藤 良将