子宮頸がんワクチン「シルガード9」が令和5年度早期から定期接種になるかも?!

厚生労働省のHPにて、2022.10.4『シルガード9は、現時点では定期接種の対象ではありませんが、厚生労働省の審議会での議論を踏まえ、令和5年度早期から定期接種を開始できるように準備をしています。詳細な内容については、決定次第お知らせします。』と自費から公費接種に移行する内容が発表されました。

詳細はこちら↓

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000992367.pdf

子宮頸がんワクチンの公費対象年齢は、現在、12歳になる日の属する年度の初日から16歳になる日の属する年度の末日までの間にある女子の方。(小学校6年生から高校1年生の年齢に相当する女子)が対象です。

現在小6・中学生の対象の方は、令和5年度も公費対象のため「シルガード9」が公費になるのを待つのも、選択肢の一つかもしれません。

子宮頸がんワクチンは性交渉前に接種することが重要で、本人の理解も要しますので、上記の記事を参照に話し合ってみることをお勧めします。

追記:2022.11.8

令和5年4月よりシルガード9を定期接種に用いることが了承されました。

子宮頸がんワクチンついては以前に詳細をまとめましたので、こちらの記事も是非ご参照下さい ↓↓↓

再度簡単にまとめます。

■子宮頸がんワクチンとは?

子宮頸がんの原因の一つである「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染を防ぐワクチンです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交渉で感染し、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。

子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因と言われています。その他、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。

■子宮頚がワクチンの種類

国内で承認されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。

いずれも一定期間に計3回接種することが望ましいとされています。

●2価ワクチン(サーバリックス):子宮頸がんの主な原因となるHPV-16型と18型に対するワクチンです。(公費)

●4価ワクチン(ガーダシル):HPV-16型・18型と、良性の尖形コンジローマの原因となる6型・11型の4つの型に対するワクチンです。(公費)

●9価HPVワクチン(シルガード9):HPV-16型・18型と、良性の尖形コンジローマの原因となる6型・11型の4つの型、さらに5つの型(31/33/45/52/58型)が予防対象になります。(現時点では自費:当院では1回 35,000円税込)

9価が子宮頸がんの予防効果も高く、尖形コンジローマなどの感染症を防ぐワクチンとなります。

■有効性

子宮頸がんに対しては、有効性は93.9%と高く、HPVワクチンと子宮頸がん検診が最も成功している国の一つであるオーストラリアでは、2028年に世界に先駆けて新規の子宮頸がん患者はほぼいなくなるとのシミュレーションがなされました。

世界全体でもHPVワクチンと検診を適切に組み合わせることで、今世紀中の排除が可能であるとのシミュレーションがなされています。

■日本での接種状況

日本においては、積極的勧奨の差し控え以降、接種数が低い状態が続いており、2019年では3回接種率が1.9%でした。
しかしこの2~3年の間に、徐々に接種数が増加してきています。
当院でもここ数年の間で接種する方が増えてきていると実感しております。

2020年11月時点で110カ国で公的な接種が行われ、カナダやイギリス、オーストラリアなどの接種率は約8割となっているのに比べ、日本は著しく接種率が低く、さらに子宮頸がんの死亡率は年々上がってきています。

近年特に若い女性の「子宮頸がん」罹患が増えています。一生のうちに「子宮頸がん」にかかる人は1万人あたり132人、学校で例えるなら35人クラスであれば、2クラスに1人と言われています。

そして、子宮頸がんで亡くなる人は1万人あたり34人で、10クラスに1人ほどはいるということになります。

ワクチンで防げる病気なので、ワクチンについて正しく知り、防ぐ対応も検討してみて下さい。

子宮頸がんワクチンについて、何か不明点がございましたら当院までお問合せ下さい。
☏03-3721-5222

https://www.takeuchi-iin.jp/

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Author: 五藤 良将