インフルエンザ予防薬について

現時点において、インフルエンザ予防薬はオセルタミビル(タミフル®)、ザナビル(リレンザ®)、ラニナミビル(イナビル®)の添付文書にはインフルエンザ感染症の「予防」の記載があります。予防目的で処方した場合には、いずれも保険給付されず、自費診療になります。当院では自費診察料3000円に加え、院内処方でオセルタミビル(75mg)1カプセル500円でお渡ししております。体重37.5kg以上に対し、曝露後48時間以内にオセルタミビル75mgを内服開始し1日1カプセル内服連続使用中に予防効果あり。7~10日間の内服が一般的です。

オセルタミビル(タミフル®)はインフルエンザ家庭内曝露の曝露予防で発症13.6%減少。NNTは7。ザナビル(リレンザ®)は発症14.8%減少、NNTは7。ラニナミビル(イナビル®)に関して40mg1回吸入群、20mg1回吸入群、プラセボ群の3群の臨床比較試験4でインフルエンザ発症したのはそれぞれ4.5%、4.5%、12.1%で、絶対リスク差は7.6%でNNTは13。

抗インフルエンザ薬は適応があれば、発売実績や値段から基本はオセルタミビル(タミフル®)内服であると考えます。

NNTは低い方が治療メリットあります。NNTはそれだけの人数の人を治療すると1人でアウトカムの発生が抑えられるという数値です。たとえばNNTが20の治療法であれば、治療効果が現れるのは20人に1人であり、それ以外の19人は、その治療を受けても効果は確認出来ない(効果がない)ということになります。

Author: Yoshimasa Goto