
思春期ニキビは、小学校の高学年から中学生にかけてでき始め、高校生のころに悪化しやすく、その後次第に軽快してきます。
小学校のころは、額が中心で、次第に頬にできるようになり、その後あごやくび、胸や背中にも広がります。
子供だから代謝も良いので大丈夫、と思いがちですが、早めに治療しないと、ニキビ痕がひどくなることがあります。
ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という毛穴の病気です。
皮膚科でしか処方できないニキビ薬があるので、でき始めたら早めにご相談下さい。
ニキビの治療は、
①毛穴の詰まりを取り除く
②炎症を取り除く
③色素沈着を改善する!
ことが大切で、治療しないとニキビの炎症が繰り返し起こり、炎症が治まったころには凹凸のあるニキビ跡になってしまいます。

ニキビには塗り薬が効果的です。
<初期段階>
白ニキビ:アダパレン・ディフェリン

毛穴の詰まりを改善させ、炎症を抑制。刺激も少なく、ニキビができにくい肌へ。
<中期~>
黒ニキビ:過酸化ベンゾイル・べビオ

毛穴の詰まりをなくし、炎症を抑制。抗菌作用も。ニキビを根本的に治療。古い角質をはがれやすくするピーリング作用のある薬剤です。
赤ニキビ:エピデュオゲル

過酸化ベンゾイルとアダパレンが混ざったお薬。2剤合わさっている分、強い効果を発揮しますが、その分、副作用も出やすくなります。難治性のニキビに適応。妊娠中は不可。
赤ニキビ:デュアック

過酸化ベンゾイルと抗生物質のクリンダマイシンが混ざったお薬。
強力な殺菌効果を発揮するが、耐性菌を生じる可能性があり、漫然と使用することは避けたほうがよいです。
化膿ニキビ:ゼビアックスローション

抗菌・抗生物質が入った塗り薬。赤ニキビの炎症を取り除きます。他のお薬と併用して使います。

その他、処方薬だけでなく、プラスα工夫もしてみましょう!
①まずは食生活・生活習慣を整える
菌活・腸活、規則正しい生活を心掛けて下さい。

食事、睡眠を改善するだけで、改善がみられることが多いです。
出来ることから、取り入れてみましょう。
②整髪料は肌にかからないように!!毛穴詰まりの原因に!!

ニキビの原因となることを避けましょう。
毎日使う整髪料は、顔にかかることで毛穴が詰まりやすくなります。
せっかく綺麗に洗顔しても、顔に整髪料がかかるとニキビが出来やすくなるので、かからないよう気を付けてみて下さい。
③ニキビ肌用スキンケア。ニキビになりづらくし、色素沈着の改善も!

スキンケアに「ロートAZAクリア」を取り入れてみることもお勧めします。
刺激もなく、ニキビ痕の色素沈着の改善にもおススメです。
クリニックで販売していますので、お声がけ下さい。
炎症がひどくなる前に、是非ご相談下さい。
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竹内内科小児科医院
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