2025年9月5日(金)朝7時台、フジテレビ「めざましテレビ」にて、
当院院長・五藤良将(医療法人社団五良会 理事長)が 「新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の兆し」 について取材を受け、その内容が放送されました。

◆ 放送でお伝えしたポイント
- 感染者数は“定点報告”で遅れて公表される
新型コロナとインフルエンザは「5類感染症」として扱われています。
全国の一部医療機関からの 定点報告(週1回集計) に基づいて数値がまとめられますが、これは 実際の流行状況より1〜2週間ほど遅れて公表される ため、現場では数字以上に感染が広がっている可能性があります。
なお、当院(竹内内科小児科医院)は東京都大田区における定点報告医療機関の一つとして、地域の感染状況を保健所や行政に報告しています。地域の皆さまに正確な情報を届けるための大切な役割を担っています。
- 学校での感染拡大と学級閉鎖
新学期が始まったばかりで、生徒同士の接触が急増する時期です。ここ1〜2週間はさらに感染者数が増える見込みで、実際に全国各地で学級閉鎖や学年閉鎖が起きています。 - インフルエンザの現状
すでに学生の間で インフルエンザA型 が確認されており、当院でも診断例が出ています。例年より流行が早い兆しがあり、注意が必要です。 - 換気の重要性
まだ暑さが残る季節ですが、1時間に数分でも換気を行うことが感染防止に有効です。

◆ 皆さまへのお願い
- ワクチン接種を早めに
新型コロナの秋接種、インフルエンザワクチン(10月開始予定)を早めにご検討ください。 - 体調不良時は無理をしない
「ただの風邪だろう」と自己判断せず、長引く発熱や咳があれば早めに医療機関を受診しましょう。 - 家庭・学校での工夫
換気、手洗い、マスクの活用、十分な睡眠と栄養を心がけてください。症状がある場合は登校や出勤を控え、家庭内での感染拡大も防ぎましょう。

◆ まとめ
現在、日本では 新型コロナ(ニンバス株)と季節性インフルエンザ が同時に流行の兆しを見せています。
定点報告は週単位で1〜2週遅れて公表されるため、数字以上に感染が進んでいると考える必要があります。
当院も大田区における定点報告医療機関として、地域の感染状況を見守りつつ、皆さまの健康を守るために日々診療を行っています。
発熱や咳などでご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
